ミア・クーパーは、王立ノーザン音楽大学でヨッシ・ジヴォーニに、パリのコンセルヴァトワールで室内楽をミシェル・ストラウスに師事した。卒業後、ミアはロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリンの首席奏者を5年間務め、Fibonacci Sequence、バービカン・トリオ、ブロドスキー弦楽四重奏団、ヨーロッパ室内管弦楽団、アカデミー室内管弦楽団など、ロンドンの室内オーケストラやアンサンブルの多くと共演した。

ミアは、2006年にRTÉコンサート・オーケストラのリーダーに任命され、同年、アイルランド王立音楽アカデミーのヴァイオリン科教授に就任した。また、エラスムス交換留学制度を通じて、イギリス、スペイン、リトアニアでマスタークラスを開催した。ミアは客員リーダーとして引っ張りだこであり、バーミンガム市交響楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演している。

ミアは幼い頃から室内楽を大変好んでおり、エスポジート・カルテットの創設メンバーとして、アイルランドでラジオ放送コンサートツアーを何度も行っている。また、室内音楽の録音も幅広く行なっており、その中には、ミケーレ・エスポジートの『ヴァイオリン・ソナタ』の演奏や、グールド・ピアノ・トリオにゲストとして参加した際の演奏をナクソスやシャンドスに録音したものが含まれる。