卓越したコントロールを可能にする稀な確信、強力な内なる光と謎によって生み出された唯一無二の存在。オリヴィエ・シャルリエは、間違いなく偉大なヴァイオリン奏者の1人である。

彼は、音楽に大きく寄与する妙技を持った、並外れて献身的で才能のあるパフォーマーであり、彼の純粋な演奏が生み出す自然な優雅さで大衆を魅了している。

彼は、驚くべき早熟さで、10歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ナディア・ブーランジェ、ユーディ・メニューイン、およびヘンリク・シェリングなどから傑出したサポートを受けた。その後、ミュンヘン国際音楽コンクール、モントリオール国際音楽コンクール、シベリウス国際ヴァイオリン・コンクール、ロン＝ティボー国際コンクール、インディアナ国際ヴァイオリン・コンクール、及びヤング・コンサート・アーティスツ（ニューヨーク）などで、素晴らしい一連の国際的な賞を受賞する。

その後、輝かしいキャリアがスタートし、数々のオーケストラ及び指揮者との共演に招待される。その中には、パリのオーケストラ、フランス国立管弦楽団、パリ管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パリ室内管弦楽団、パリ国立歌劇場管弦楽団、及び数々の国際的なオーケストラ、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団、RAI国立交響楽団、BBC交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、グルベンキアン管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、モントリオール交響楽団、シドニー交響楽団、メキシコ交響楽団 、カラカス交響楽団が含まれ、指揮者には、セルジュ・ボド、アラン・ロンバール、テオドール・グシュルバウアー、サカリ・オラモ、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、アルミン・ジョルダン、パスカル・ロフェ、エマニュエル・クリヴィヌ、ジャナンドレア・ノセダ、カール・アントン・リッケンバッハー、ローレンス・フォスター、ジェイムズ・ジャッド、佐渡 裕、グスターボ・ドゥダメル、イェジー・セムコフ、シャルル・デュトワ、ハンス・グラーフ、ミシェル・プラッソンなどが含まれる。

彼のベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーン、グリーグ、サン＝サーンス、ラロなどのディスコグラフィーは、卓越した折衷主義を証明している。彼が2度録音したデュティユーの協奏曲「夢の樹」の他には、ピエルネ、リリ・ブーランジェ、ヴィエルヌ、ジェラルド・シュルマン、ジョン・マッキュエン、エドワード・グレグソン、ロベルト・ジェラール、シリル・スコットなどの作品があり、その中のいくつかは世界初演である。彼の最新の録音は、プラハ室内管弦楽団とのモーツァルトの協奏曲に捧げられている。ヴィヴァルディ作品の録音は、今年リリースされる予定である。

マールボロ音楽祭は、若きオリヴィエにとって貴重な体験となり、それ以来彼は熱心な室内音楽家として活動している。彼は、プラド音楽祭、ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」、ラ・ロック＝ダンテロン、ソー公園のオランジュリー、ベルリオーズフェスティバル、ニース音楽祭、ラジオフランス・モンペリエなど、数々の音楽祭に定期的に参加している。