テディ・ パパヴラミ (Tedi Papavrami)
テディ・ パパヴラミ (Tedi Papavrami)
教師
楽器: バイオリン
国籍: Albanian
ソーシャルメディア:
ジュネーヴ高等音楽院の教授。 ジュネーヴ高等音楽院の教授。
1990年代に、いくつかの重要な国際的賞を受賞。 1990年代に、いくつかの重要な国際的賞を受賞。

アルバニア生まれのテディ・パパヴラミは、長年の教育経験を持つ優秀な教師である父親を介して、5 歳の時にヴァイオリンに出会った。テディは急速に上達し、3年以内にサラサーテの「ボヘミアの歌」をティラナ・フィルハーモニー管弦楽団と演奏した。11 歳の時、彼はエミール・ソーレの手強く挑戦的なカデンツァを含んだ、パガニーニの協奏曲第 1 番に取り組んだ。

 

1982年、コンサートのためにティラナに来訪していたフルート奏者アラン・マリオンは、この神童の演奏を聴いて、すぐにフランス政府からの奨学金で彼がパリに来れるよう手配した。その後テディは、パリ国立高等音楽院でピエール・アモイヤルに師事した。加えて、彼は人気なテレビ番組に出演し、多くのコンサートを行った。最終的に学業の終わりに達すると、テディは独立して、自身の器楽と音楽の完璧化に励んだ。その間、彼と彼の両親は共産党主導のアルバニアから逃れ、フランスに永住した。しかし彼の故郷では、政権が、彼の取り残された家族を厳しい制裁と報復で罰し、それは1991年に政府が最終的に崩壊するまで続いた。しかし、その出来事の前に、テディと彼の両親は、彼らを追跡し続けたアルバニア大使館役人を回避するために、パリを離れなければならなかった。家族の友人の助けにより、彼らはボルドーの近くに引っ越すことができた。

 

テディ・パパヴラミは、1990 年代にいくつかの重要な国際賞を受賞し、輝かしいソロ及び室内楽のキャリアに乗り出した。協奏曲ソロ奏者として、クルト・ザンデルリング、アルミン・ジョルダン、エマニュエルクリヴィヌ、マンフレート・ホーネック、フランソワ=グザヴィエ・ロト、ティエリー・フィッシャー、ギルバート・ヴァルガ、A・エッシェンバッハなどの指揮者と共演した。彼はまた、シューマン四重奏団 (ピアノも含む) のメンバーとして 9 年間在籍した。彼は多数の室内楽パートナーとリサイタルや録音ディスクで共演しており、その中には、フィリップビアンコーニ、ネルソン・ゲルナー、マルタ・アルゲリッチ、マリアジョアンピレシュ、ヴィクトリア・ムローヴァ、ゲイリーホフマン、マルク・コッペイ、ポール・メイエ、ローレンスパワーなどが含まれる。

 

2013年、テディは自身の半生を綴った「ひとりヴァイオリンをめぐるフーガ」をフランス語で出版した。マスコミに満場一致で絶賛されたこの本は、アルバニアでの神童としての軌跡及びテレビ番組を撮影していた間のテディの軌跡について綴っており、ショデルロ・ド・ラクロの『危険な関係』を脚色した、ジョゼダヤン監督のテレビのミニシリーズで、カトリーヌ・ドヌーヴ、ルパート・エヴェレット、及びナスターシャ・キンスキーと共演するヴァイオリン奏者のダンスニ役に躊躇なく選ばれたこと、について触れている。このような幅広い活動と関心は、非常に幼い頃からの長時間の練習に加えて、並外れた音楽的早熟さがなければおそらく不可能だっただろうと言える。

 

テディは、1990年より録音を行っている。2014年にリリースされたCDは、ウジェーヌイザイによる「6つの無伴奏ヴァイオリンソナタ」と同作曲家の「2つのヴァイオリンのためのソナタ」を彼の同輩であるスヴェトリン・ルセフと演奏した作品を収録しており、それはフランスで最も優れた2つの賞、ディアパゾンドール及び今年のショック賞(クラシカ・マガジン)を同時に受賞した。

 

さらに、テディは編曲家としての腕も証明しており、スカルラッティの「12のソナタ」、そしてバッハの「幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542 (元はオルガン用) のソロヴァイオリン編曲は、ベルリンのリース&エアラー音楽出版社から入手可能である。彼は、JS・バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲」(彼が特に気に入って録音したレパートリー)を、バルトークベーラの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」、イザイの「6つの無伴奏バイオリンソナタ」、及びパガニーニの「24の奇想曲」と共に、頻繁に公演している。長年にわたり、パパヴラミは、ベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ」全曲をピアニストのフランソワ=フレデリック・ギイと演奏しており、彼らの録音は2017年にリリースされた。テディ・パパヴラミは、有名なピアニストのマルタ・アルゲリッチが2019年にリリースした「ランデヴー」 (Avanti Classics) にも出演しており、彼女とチェロ奏者のミッシャ・マイスキーと共に、ベートーヴェンの「三重協奏曲」を演奏している。

 

テディ・パパヴラミは現在、スイスのジュネーブに住み、ジュネーヴ高等音楽院でヴァイオリン教授を務めている。彼は、ヴァイオリン製作者、クリスチャン・バイヨンが彼のために製作したヴァイオリンを弾いている。

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